![]() |
島唄独特のテクニック |
島唄の唱法で、もっとも注目されるのは裏声を多用することである。この事によって音域は大きく広がり、表現力がそれだけ増すことになる。 これは「奄美で古くから女性を大切にし、たたえていたから、歌うときも女性の高いキーに男性の方が合わせるのである」と言われているが、本当のところはどうなのだろう。 日本本土では裏声を逃げの声として禁止しているが、奄美では裏声を正当とする。世界の民族音楽の中 そしてもう一つ特徴的なのは、島唄は譜面を持たない音楽であるということである。譜面を持たないので、唄の拍数が唄者の気分次第となる。これはPopsやRockから音楽を始めた私のような蛇皮線奏者にとって、困った点でもある。演奏しづらいのだ。もちろん、唄いながら自分で蛇皮線も弾く人にはあまり問題にならないだろうが...。 |
|
●余談 東京生まれ東京育ちの私の感じたところでは、奄美は男尊女卑の強い所に思われる。 男性には貴族か作家のペンネームのような格好の良い名前が付けられるが、女性には「なべ」だの「カマ」だの「フタ」の類である。 これは名前だけに見られる現象(男尊女卑)なのだろうか?(もちろん、現在の奄美はこんなことはないと思います) |
|
●余談の余談(2004.3.19.追記) 上記の名前の行について各方面からご意見を戴いた。 一つはナベ・カマ・フタの類は決してテキトーにつけた名ではなく、将来『食』に困らないように食に因んだ名を付けたという話だ。これは聞いてなるほどと思った。 またもう一つの説は「火を使う台所は神聖な場」という考えが昔の奄美にあったので、ナベ・カマ・フタの類は神聖な名だという話だ。こちらも「もっともだ」と思う話である。 |
![]() |
島唄を生んだ悲しい時代背景 |
![]() |
島唄の意味とは? |
![]() |
琉球歌と同じなのか、違うのか |
![]() |
人の集まる席で唄われる島唄 |
![]() |
島唄独特のテクニック |
![]() |
代表的な島唄 |
![]() |
島唄四方山話 |