- 蛇皮線四方山話 -

その8:糸巻きについて 2004.11.23up
最近大きな舞台の時やレコーディングで主に使っている#3三味線の女弦の糸巻きが今年2月に折れた(→日記参照)。すぐに沖縄・喜屋武商店に送り修理してもらったのだが、10月のコンサート中に今度は中弦の糸巻きが折れてしまった(→日記参照)。
2月に折れてしまったときの原因は恐らくライヴ中気づかぬうちにぶつけてしまったものと思われるが、10月に折れてしまった時は回した瞬間にボリッと折れたので、非常に不思議だった。昨日職人さんとその件について話していて言われたのは、過度の乾燥状態にあった糸巻きに滑りを良くするためお茶を染みこませたので、一気に水分を吸収した、そこに強い力で回したのが折れた原因だろうという事だった。
今はこんな感じ 中弦の糸巻きだけ以前装着していたもので代用。遠目には解らないが、近くで見ると他の2つと明らかにデザインが異なるのでちょっと格好悪い#3三味線。
糸巻き調整の注意点 新品の糸巻きを棹に装着する時はヤスリを使って手作業で地道に糸巻きを削って行かねばならないのだが、その際の注意点は中弦の場合、A部分をキッチリ、B部分を少しゆるめになるように削ると良いらしい。難しそうだが、私も自分でやってみる事にした。

 


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